中国の国営テレビ局CCTVと長年付き合いをしてきた、元NHKプロデューサー井上隆史さんが仲介となり、四国の文化、歴史、観光名所等を撮影する為、CCTV撮影団チーム一行9名が四国を訪れました。約2週間近い時間を掛けて他3県の撮影が終了し、香川県は最後の撮影地として一行が6日に高松を訪れ、当連合会は地元ホストとして、高松の郷屋敷にて中国北京から来訪した一行をお迎えしました。
　 四国には数多い観光資源がありますが、今まで中国では殆どの方に知られず、中国からの観光客は少ないのが現実でした。香川県出身である井上さんは、今年の春秋航空の高松～上海便就航をきっかけに、地元の経済発展にできる限りの貢献をする為、ボランティアとして長い間少しずつ準備を重ね、今回ようやくCCTVと連携した四国の宣伝コンテンツ撮影が実現しました。撮影を通じて中国で四国の魅力を広く宣伝し、より多くの人に四国の良さを分かってもらい、中国からさらに多くの観光客を呼ぶことが、今回の撮影の目的です。
　 長年、四国地域で日中友好の架け橋として活動をしてきた当連合会にとっても、祖国のCCTVが香川を訪れることは大変嬉しいことであり、また今回の四国宣伝コンテンツ撮影に少しでも役に立ち、力になれることは非常に光栄なことでもあります。
　 当連合会は四国地域の華僑華人団体として、今回の宣伝コンテンツが大きな役割を果たし、中国からより多くの観光客が訪れ四国を十分に満喫することで、四国の魅力が広く中国に伝わっていくことを心から願います。当連合会は、これからも日中友好と地域発展のために精一杯の力を尽くし、最善のサポートを続けていきます。

井上　隆史（いのうえ　たかし）氏
1952年　香川県丸亀市飯山町生まれ。
丸亀高等学校、早稲田大学法学部卒業後、NHK入局。
主として歴史・文明などに関する番組を制作する。
代表作に｢大黄河｣｢家族の肖像｣｢四大文明｣｢新シルクロード｣などがある。
現在、（株）アジア･コンテンツ･センター専務取締役。