高松市日中友好協会、設立35周年記念講演会・祝賀会を開催 〜JETRO香川所長が「最新の中国情勢」について講演〜
高松市日中友好協会(会長・佃昌道氏)はこのほど、設立35周年を記念する講演会および祝賀会を開催した。会場には関係者や来賓ら多数が出席し、長年にわたる日中友好の歩みを振り返るとともに、今後のさらなる交流促進に向けた機運を高めた。
■ 講演会:「最新の中国情勢」
記念講演会では、日本貿易振興機構(JETRO)香川事務所の水田賢治所長が登壇。水田氏は1992年にJETROに入構後、上海に11年、大連に3年勤務するなど、計14年間の豊富な中国駐在経験を持つ中国通である。
当日は「最新の中国情勢について」と題し、中国経済の現状やビジネス環境の変化、今後の見通しについて具体的なデータと現地の実感を交えながら解説。参加者からは「現場感覚に基づいた大変示唆に富む内容だった」との声が多く寄せられた。講演後には質疑応答も行われ、活発な意見交換がなされた。また、中国駐大阪総領事館の方煒副総領事や、四国華僑華人連合会の張嘉樹会長ら一行、日本各界関係者も来場し、市民と共に講演に参加した。
■ 記念祝賀会と交流
講演会に続いて行われた祝賀会では、近隣のリーガホテルの宴会場にて開かれた。高松市日中友好協会佃昌道会長の挨拶の後、中国駐大阪総領事館方煒副総領事、香川県池田豊人知事の代理・植松知事公室長、大西秀人高松市長、(一社)四国華僑華人連合会の張嘉樹会長らが祝辞を述べ、協会のこれまでの歩みに敬意を表するとともに、今後の発展に期待を寄せた。
また、臨席した多数の来賓が紹介され、会場は華やいだ雰囲気に包まれた。さらに、南昌市人民対外友好協会および大連市中日友好協会からも祝辞が寄せられ、両市の長年にわたる交流を改めて確認される場となった。
祝宴では、二胡倶楽部による「荒城の月」「さくらさくら」などの二胡演奏、香川ホルンアンサンブルによる演奏が披露され、参加者は美しい音色に耳を傾けながら交流を深めた。
最後は塩田副会長による中締めの挨拶で閉会。会場全体が和やかな雰囲気に包まれ、35年の歴史を新たな出発点として、四国華僑華人連合会と高松市日中友好協会が共に橋渡し役を果たし、今後も日中民間交流をさらに推進していくことが期待される。















