日中友好交流がさらに深化:「Look at China」―日本四国地方華人華僑連合会友好訪問団が中国文化探訪の旅を開始
2025年5月17日から22日にかけて、中日地方友好交流と民間交流をさらに深化させるため、「中国文化大講堂 Look at China」イベントが中国の大連、西安、洛陽市で順調に開催されました。日本四国地方の4県から選ばれた34名の友好訪問団が招待され、大連市日中友好協会主催の「第7回大連槐花ウォーキング大会」を中心とした一連の中日友好交流活動に参加しました。

大連編:歩いて友をつくり、槐花の美しさを共に楽しむ
5月17日、訪問団は大連市人民政府主催の「大連槐花観賞会」の東港音楽噴水広場での開幕式に出席しました。日本、韓国、ロシアなどの国や地域から約2000名の文化・観光関係者、企業ゲスト、市民観光客が一堂に会し、中華文化の魅力を体験しました。大連槐花観賞会は1989年に始まり、大連市の重要な文化観光ブランドイベントで、毎年5月中旬から下旬に槐花が満開の時期に開催されます。今回のテーマは「槐香連四海 文旅促共赢(槐の香りが四海を結び、文化観光が共に勝利を促進する)」で、東北アジア国際観光文化週間と共同開催され、その影響力をさらに拡大しました。内容は文化・観光の紹介、民俗演出、国際文化交流、経済貿易の商談などを含みます。会場では、訪問団メンバーが地元の特色料理を楽しみ、中国伝統芸術をはじめとする素晴らしいパフォーマンスを鑑賞しました。大連の非物質文化遺産である剪紙や貝殻細工の展示ブースには、多くの訪問団メンバーが足を止めて感嘆しました。

5月18日、訪問団のメンバーは《中国画作品展示会》および「第7回中日十都市千人槐花ウォーキング大会」に積極的に参加しました。ウォーキング大会では、団員たちは大連市民やボランティアの大学生と共に、風光明媚な海辺の道を歩きながら交流を深め、理解を深めました。その後、遊覧船に乗って海上から大連の街並みを満喫し、中山広場では大連の都市発展の歴史について学び、両国民の平和と友好への共通の願いを表明しました。





当天下午,大连市中日友好协会与日本四国地区华人华侨联合会访问团在香洲大饭店举行正式交流会。

その夜、訪問団は特別に招かれて、大連市民代表と共に地元サッカー協会のファンクラブで本場のシーフード火鍋とバーベキューを味わい、和やかで楽しい雰囲気の中で友情を語り合いました。




大連滞在中の訪問活動は、特に民間交流と人文交流に重点を置き、豊富な文化鑑賞や交流プログラムが企画されただけでなく、訪問団メンバーが地元の市民団体と積極的に交流することも推奨されました。大会で統一配布された文化Tシャツは、雰囲気と団体の一体感をさらに高めました。5月19日早朝、訪問団は名残惜しく大連を後にし、次の目的地である西安へ向かい、中国文化の旅を続けました。
西安・洛陽編:古都を訪ね、中華文明の深い響きを感じる 5月19日から20日の2日間、訪問団は飛行機で古都・西安に到着し、「中国文化大講堂」の文化深掘り調査篇を正式に開始しました。訪問団一行は、日本の遣唐使と深い縁のある青龍寺、阿倍仲麻呂記念碑がある興慶宮公園、大興善寺を見学しました。世界文化遺産である秦始皇兵馬俑博物館に入り、秦陵銅車馬館を見学し、西安城壁に登って、中華文明の起源と封建社会制度の歴史的脈絡を深く理解しました。訪問の合間には、西安の回民街で餃子宴などの地元特色料理を味わい、陝西歌劇院でダンスショーを鑑賞し、唐の風情あふれる盛景の都市の魅力を没入的に体感しました。







5月21日、訪問団は高速鉄道に乗り洛陽へ向かい、関林の関羽記念館と世界文化遺産の龍門石窟を見学しました。古代の石刻芸術の精巧さや仏教文化の深い影響を体感し、当日は西安へ往復しました。日程はタイトながら充実したものとなりました。






今回の「中国文化大講堂 Look at China」イベントは、四国華僑華人連合会と高松市日中友好協会の共催、中国駐大阪総領事館の後援により開催されました。内容は充実し、日程は緻密で、交流は深く行われました。現代都市の様子を紹介するだけでなく、伝統文化の現地体験も含まれ、形式的な国際接遇礼儀に留まらず、心の交流と感情のつながりを重視しています。訪問団のメンバーは口々に「今回の訪問を通じて、中国の古今文化の脈絡に直接触れ、中華文明と中国人民に対してより真実味のある理解と深い感情を持つことができた」と述べています。本活動は地域の友好協力に温かい民意を注ぎました。今後、「Look at China」は文化を媒介、友情を架け橋とし、中日交流がより確かなものとなり、さらに遠くまで進むことを期待しています。
